オートクチュール刺繍 ビギナー講座は、なぜこの順番で学ぶのですか?

オートクチュール刺繍

オートクチュール刺繍認定講座のビギナーコースでは、3作品を通して基礎技術を学んでいただきます。

ビギナー講座の作品をご覧になると、

「一番右のドレスを作ってみたい!」

と思われる方が少なくありません。

実は、この3作品には順番にも意味があります。

ビギナー講座では、

作品を作ることだけでなく、

オートクチュール刺繍の土台となる技術を身につけること

を大切にしています。


Lesson1 しずくパールのイヤーアクセサリー

最初の作品は、しずくパールのイヤーアクセサリーです。

一見シンプルなデザインですが、

  • 針の持ち方
  • 糸の扱い方
  • 指先の使い方
  • 狙った場所に正確に刺すこと

を学ぶための作品です。

オートクチュール刺繍では、

「図案が命」

と言われることがあります。

けれども、その前に必要なのは、図案通りに刺せること。
まずは基本となる動きを身につけていただきます。


Lesson2 しずくパールのスクエアブローチ

2作品目は、イヤーアクセサリーとセットアップできるスクエアブローチです。


使用する素材は似ていますが、作品サイズが大きくなることで難易度は少し上がります。
ビーズが増えるほど、「少しのズレ」が目立つようになるからです。

そのため、

  • 美しい間隔で並べる
  • 方向を揃える
  • 全体のバランスを見る

といった力が必要になります。

Lesson1で学んだ技術を、より正確に使うためのレッスンです。


Lesson3 飾れる刺繍枠 プリンセスドレス

3作品目は、チュールやレースを使ったドレスモチーフです。

華やかな作品なので、

「これが最初に作りたい!」

と思われるかもしれません。
この作品では、華やかな見た目とは対照的に、土台づくりの大切な技術を学びます。

  • 刺繍枠の準備方法
  • 布の張り方
  • 柔らかい素材の扱い方
  • 素材を美しく配置する方法

など、オートクチュール刺繍の土台となる技術を学びます。

オートクチュール刺繍では、準備は仕上がりに大きな影響を与えることがあります。
それだけ、刺繍前の工程は大切なのです。


なぜこの順番なのですか?

実は、この質問をいただくことがあります。

ドレスモチーフは見た目も華やかで、体験レッスンの雰囲気にも近いため、

「こちらから作りたい」

と思われる方もいらっしゃいます。

けれども、オートクチュール刺繍は、

①正確に刺す
②正確に並べる
③素材を扱う

という順番で学んだ方が、結果として美しく仕上げられるようになります。

そのため、ビギナー講座では、作品の華やかさではなく、

身につけていただきたい技術の順番

を優先してカリキュラムを構成しています。


ビギナー講座は基礎づくりの時間

オートクチュール刺繍は、特別な才能よりも基礎の積み重ねが大切な手仕事です。

ビギナー講座では、

「作品が完成した」

だけで終わるのではなく、その先の作品づくりにもつながる基礎力を身につけていただくことを目指しています。

ビギナー講座では、

「作品を完成させること」だけでなく、

その先も自分の力で作品を生み出せる基礎力を身につけていただくことを目指しています。

この3作品が、オートクチュール刺繍の世界への第一歩となれば嬉しく思います。

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